金とエナメルのシリンダー型懐中時計 – 1850年頃

これは19世紀半ばに作られた美しいスイス製のシリンダーウォッチです。ゴールドとエナメルのオープンフェイスケースがエレガントな印象を与えます。ムーブメントは、吊り下げ式の香箱を備えた、金メッキのキー巻きレピーヌキャリバーです。この時計は、ポリッシュ仕上げのスチール製レギュレーターを備えたシンプルなコックと、ブルースチール製のスパイラルヘアスプリングを備えたシンプルな3アームの金メッキテンプを備えています。シリンダーとガンギ車はスチール製です。シルバーの文字盤には装飾的な彫刻とローマ数字があしらわれ、ゴールドの針がアクセントになっています。オープンフェイスケースは彫刻が施されたゴールド製で、裏蓋には礼拝堂にいる貴婦人とキューピッドを描いた多色エナメルの美しい情景が描かれています。巻き上げと設定は、ギヨシェ彫りのゴールド製キュベットを通して行うことができます。全体として、この時計は19世紀半ばの職人技が光る素晴らしい作品です。

原産地：スイス
製造年：1850年頃
直径：41 mm
状態：良好